彗星読書会ーーテスト回レポート
彗星読書倶楽部 テスト読書会1
誰でも参加できる読書会であるよう、管理人は2回に渡り、読書会のテストを行いました。
第一回目の場所は、銀座のレンタルスペース。
課題作品は、
・中島敦「文字禍」
・寺田寅彦「ラジオ雑感」
・梶井基次郎「檸檬」
と、青空文庫から選んだ3作品でした。
今回の参加者は、文学作品を普段読まないという方々が多く、その分、「ゼロの立場」から生み出される新鮮な感想が飛び交いました。
これぞ、管理人の求めていたシチュエーション。
午後の3時間を使って語り合ったのですが、1作品1時間ではとても足りないくらい(そして写真を撮り忘れるくらい)の熱量が部屋にあふれる回となったのでした。
彗星読書倶楽部 テスト読書会2
第二回目の場所は、根津の古書店『弥生坂 緑の本棚』さまのカフェスペースを貸し切り開催。
彗星読書会ページで使っているこの写真はこの時のものなのでした。
課題作品は、2本、
・中島敦「狐憑」
・田中貢太郎「蟇の血」
前回と同じく、青空文庫より選出。
今回は文学作品を読むための訓練を受けていた参加者もいたことから、7人が大いに刺激し合う回となりました。
作品全体を捉えるよりも、細部が気になるという意見が多く、中でも戦前の怪奇小説である「蟇(がま)の血」は、見慣れない単語が頻出して、苦戦したようです。
今回もあっという間の3時間。