集中力が続かない人のための読書法、
「3冊ローテーション法」

本を読むとき、どうしても集中力が続かない、というタイプの人がいます。

何を隠そう、管理人もそのひとりです。

本が好き、文章を書くのも好きなくせに、イスにじっと座っていることが苦痛でした……今もですが!
映画を観るときは、まあ、しょうがないですね。座るしか無い。

本を読むときは、立つようにしています。
本屋さんで立ち読みをするとき、ものすごい速度で眼が動いて、情報が頭に入ってくるように感じませんか?
あれを家で出来たらな、と思って以来、本を読むときは、立って読んでいます。
そうすると、非常に効率よく読めるんです。


さて、このページでは、集中力の切れやすいひとのための読書法を、ひとつ提案します。
もちろん、立って読む以外で、です。

方法は簡単です。
本を3冊、手元に用意して、集中力が切れ次第、次の本に移ればいいのです。
人間の集中力がどれほど持続するのか、という議論には、いくつか説があり、どうも一定しません。
個人的には、15分がひとつの区切りであると考える説に賛成しています。
管理人自身の集中力が、だいたい15分で区切りとなる経験則からです。

実は、周りの人たちからは「読書家だねえ」と言われてきた管理人ですが、自分では「読書って、あんまり集中できたことないんだけどなあ」と思っていたものです。
そこで考えたのが、3冊ローテーション法です。

とりあえず1冊目を読み始めます。
本に対する期待は大きいですし、頭も眼も疲れてないですから、集中力は抜群でしょう。
で、そのうち、集中力が切れてくる。
飽きてきたり、文体に疲れたりするわけです。
そしたら、2冊目に移る。
このとき、集中力がリセットされます。

違う分野や、違う文体の本を組み合わせると効果的です。

もちろん、1冊目から集中力が切れないかも知れません。
それはそれで万々歳でしょう。
そのまま読み進めればいいのですから。

EDITED BY

森大那

1993年東京都出身。作家・デザイナー。早稲田大学文化構想学部文藝ジャーナリズム論系卒業。2016年に文芸誌『新奇蹟』を創刊、2019年まで全11巻に小説・詩・批評を執筆。2018年にウェブサイト&プロジェクト『彗星読書倶楽部』を開始。2020年に合同会社彗星通商を設立。

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