暑さが落ち着きそうな季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
彗星読書倶楽部のオフライン読書会の開催が決まりましたので、お知らせいたします。
今回は、つげ義春の漫画傑作選『紅い花』(小学館文庫)を読む読書会です。
夏の夜、目白のカフェを貸し切って、静かで快適な環境での読書会を開催します。
今回は、1960年代に大きな注目を集めスター漫画家となり、新作を発表していない現在も新たな読者を獲得し続けている伝説的漫画家・つげ義春の作品集を取り上げます。
たった15ページながら、山あいで過ごす少女と少年の様子を象徴的に描き、読む者に鮮烈な感動を残す表題作「紅い花」。
郊外の一角に住む青年と朝鮮人一家の日常がなぜか面白い「李さん一家」。
夏の浜辺で出会った若い男女の距離感を自在に漫画化した「海辺の叙景」。
物語の面白さはもちろんのこと、親しみを感じる絵柄と、素朴な自然風景の精緻な描写、
そして一度読んだら忘れられない構図で読者の心を掴み、
誰にも真似できないカリスマ性を(本人の希望とは反対に?)漫画の歴史に刻みつけたつげ義春。
今回課題本となる小学館文庫版は、日本の風景を描くつげの真骨頂13作品を収録しています。
特に本書は、「紅い花」を筆頭に、夏を舞台にした作品が多い点にもご注目ください。
初めてつげ義春に触れる人も、つげ義春ファンも、彼の多彩な魅力を味わう時間にしていただけたらと思います。
【参加方法】
以下の概要をご一読の上、ページ下部の参加フォームに記入・送信してください。その後、課題作品『紅い花』を当日までにお読みいただき、当日会場までお越しください。
つげ義春の作品集は多数刊行されていますので、小学館文庫『紅い花』の収録作が読めれば、他の本をご持参いただいても構いません。
(今回の読書会は、座席に余裕がある限り、当日でも参加申込が可能です。)
【開催日時】
10月5日(日)
20:00~22:00
【場所】
目白(西池袋)
ブックカフェ・ノーム

X
@Bookcafe_gNOME
Instagram
bookcafe.gnome
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2丁目3−10
Google Mapで開く
【費用】
参加費¥1,000+1ドリンクオーダー(追加注文は各自自由に可能)
【定員】
8名
【課題作品】
つげ義春『紅い花』(小学館文庫)
電子版
つげ義春の作品集は多数刊行されていますので、小学館文庫『紅い花』の収録作が読めれば、他の本をご持参いただいても構いません。
【読書会の手順】
- 課題作品を事前に入手しお読みください。
- 会場では読書会の始まりに、自己紹介として、お名前(仮名でも可)・普段していること(ご職業・趣味・創作活動・好きな本など何でも可)をお聞きします。
- 本作の全体的な感想を順番にお話しください。
「ここが良いと思った」
「読んでいてつらかった」
「理解できない部分があった」
など、なんでもOKです。
皆さんが注目したポイントをもとに、参加者それぞれが考えたことを共有していきましょう。
1人で読むだけでは発見できなかったことに気づけるはずです。 - 全員の感想を聞き終わったあと、話題にあがった作中の細部や、読んでいて思いついた事などに司会者が注目し、魅力をまとめながら、参加者同士がコメントし合います。
【読書会のヒント】
・今回の読書会の目的は、「ひとつでも多くの発見を手に入れること」です。語られる感想が多ければ多いほど、新しい発見が生まれます。
・ひとつのひらめきが共有されると、別の誰かが新しいひらめきを生み出します。
・話題が脱線しても大丈夫です。脱線から生まれる発見はバカにできません。適当なところで司会が話題を戻します。
・感想が思いつかなかったら、記憶に残った場面を教えてください。きっと誰かがその文章に感想を付け加えます。
・読書会を盛り上げるポイントのひとつは、「読んでいて思い出したこと」です。全く関係ないけど思い出した映画、ふと頭に浮かんだ絵画、自分の体験など、ぜひ教えてください。
【諸注意】
本と会話を楽しむため、以下の点をご確認ください。
- 宗教・ネットワークビジネスの勧誘はお断りします。
- 写真撮影は他の参加者が写らないよう注意してください。
- 会場では店主・主催者の指示に従って行動してください。