【9月21日・目白】堀江敏幸『おぱらばん』読書会

暑さが本格的な季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

彗星読書倶楽部のオフライン読書会の開催が決まりましたので、お知らせいたします。
今回は、堀江敏幸の傑作短篇集『おぱらばん』(新潮文庫)を読む読書会です。
夏の夜、目白のカフェを貸し切って、静かで快適な環境での読書会を開催します。

今回は、小説家・翻訳家・エッセイストである堀江敏幸の作品集を取り上げます。
短篇集『おぱらばん』には、著者のフランス留学時代の体験をもとに綴られた15の小説が収録されています。

中国人留学生が急増したパリ郊外の一角で「先生」と呼ばれる男性と再会し、彼の隠れた一面に出会う表題作「おぱらばん」
万引き少女の保護者が長らく消息のわからない画家であることに気づいた語り手が、その老婦人の半生と戦後美術の世界を紐解く「洋梨を盗んだ少女」。
極限状態で伝説的な詩人に遭遇した作家志望の友人の体験談を聞く「貯水池のステンドグラス」。

すでに数多く刊行されている著者の作品集の中でも、各作品が独立して楽しめ、しかも全ての作品が強く上品な個性を放っているのが、1998年刊行の本書『おぱらばん』です。
しなやかで上質な文章と、語り手が偶然出会う市民・芸術家たち、そして彼らが宿す新たな思考との接触。
思わす時間を忘れてしまう読書体験をお楽しみいただき、読書会で語り合いましょう。

【参加方法】

以下の概要をご一読の上、ページ下部の参加フォームに記入・送信してください。その後、課題作品『おぱらばん』を当日までにお読みいただき、当日会場までお越しください。
つげ義春の作品集は多数刊行されていますので、小学館文庫『紅い花』の収録作が読めれば、他の本をご持参いただいても構いません。
(今回の読書会は、座席に余裕がある限り、当日でも参加申込が可能です。)

【開催日時】

9月21日(日)
20:00~22:00

【場所】

目白(西池袋)
ブックカフェ・ノーム

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@Bookcafe_gNOME
Instagram
bookcafe.gnome

〒171-0021 東京都豊島区西池袋2丁目3−10
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【費用】

参加費¥1,000+1ドリンクオーダー(追加注文は各自自由に可能)

【定員】

8名

【課題作品】

堀江敏幸『おぱらばん』(新潮文庫)

【読書会の手順】

  1. 課題作品を事前に入手しお読みください。
  2. 会場では読書会の始まりに、自己紹介として、お名前(仮名でも可)・普段していること(ご職業・趣味・創作活動・好きな本など何でも可)をお聞きします。
  3. 本作の全体的な感想を順番にお話しください。
    「ここが良いと思った」
    「読んでいてつらかった」
    「理解できない部分があった」
    など、なんでもOKです。
    皆さんが注目したポイントをもとに、参加者それぞれが考えたことを共有していきましょう。
    1人で読むだけでは発見できなかったことに気づけるはずです。
  4. 全員の感想を聞き終わったあと、話題にあがった作中の細部や、読んでいて思いついた事などに司会者が注目し、魅力をまとめながら、参加者同士がコメントし合います。

【読書会のヒント】

・今回の読書会の目的は、「ひとつでも多くの発見を手に入れること」です。語られる感想が多ければ多いほど、新しい発見が生まれます。
・ひとつのひらめきが共有されると、別の誰かが新しいひらめきを生み出します。
・話題が脱線しても大丈夫です。脱線から生まれる発見はバカにできません。適当なところで司会が話題を戻します。
・感想が思いつかなかったら、記憶に残った場面を教えてください。きっと誰かがその文章に感想を付け加えます。
・読書会を盛り上げるポイントのひとつは、「読んでいて思い出したこと」です。全く関係ないけど思い出した映画、ふと頭に浮かんだ絵画、自分の体験など、ぜひ教えてください。

【諸注意】

本と会話を楽しむため、以下の点をご確認ください。

  • 宗教・ネットワークビジネスの勧誘はお断りします。
  • 写真撮影は他の参加者が写らないよう注意してください。
  • 会場では店主・主催者の指示に従って行動してください。

【参加申込フォーム】

【読書会についての参考動画】