YouTubeチャンネル『彗星読書倶楽部』で文学世界を明晰に解説する小説家・森 大那が、2024年に引き続き、文章教室を開講します。
目標は、受講したその日から文章が書けるようになること。
どんなシチュエーションにおいても、伝えたいことを文章で説明するための、マルチ用途で使える文章技術を公開します。
古今東西の文学を解説してきた彗星読書倶楽部にしかできない、実践型の文章創作教室です。
※今回の内容は、2024年9月に開講した全4回の内容をわずかに増補したもので、基本の内容は同じです。
※2025年9月7日以降も、講座終了まではお申込いただけます。
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【開講のきっかけ】
森 大那はある日、街で「画塾」を発見しました。
美大受験生だけでなく、小学生や社会人も含め、絵を描きたい、もっと上達したいと思う人が通い、講師から指導を受けられる場所です。
では、文章を書くことにおける「画塾」は、世の中にあるでしょうか?
心理的安全性が確保され、ひたすら楽しく文章を書き、技術を身につけ、仲間と語り合うことができる、画塾のような文章の教室があればいいのに。
彗星読書倶楽部を運営する合同会社彗星通商は、そんな教室を作ることにしました。
2023年夏、小説講座『小説の教室』を開講した彗星通商は、
今回、小説執筆に限らない、どんな場合にでも使える作文技術をレクチャーする『作文の教室』を開催します。

大学のレポート、同人誌の文章、製品の説明文、メールの文章、読書ノート、小説……
書きたい文章・世の中に必要な文章は、世の中に無数にあります。
「文章が書けるようになりたい」
「どうしても文章を書かなければいけない状況にあり、対策が必要だ」
そんな人のために、文学の知恵から生まれた実践作文技術をお教えします。
全4回の講座は全てZoomを使ったオンライン開催。
各回の様子は録画され、終了後に参加者のみがYouTube上でご視聴いただけますので、
全日程には出席できない方もぜひご参加ください。
【目的】
この講座が目指すのは、参加者が、
- いざという時に、一定以上のクオリティで、説明的文章をすぐに書けるようになること
- 自分の表現能力として作文技術を手に入れること
- 「文章が書ける」という強い自信を手に入れることで、合わせて「文章を書きたい」という強い意欲を手に入れること
この3つです。
そして、今後の人生で、長く執筆を続けていける技術とモチベーションを身につけていただけたらと願っています。
そのために、他の講座や教室では体験できない彗星ブランド独自のカリキュラムを提供します。
【開催日時・内容】
第1回:9月3日(水) 21:00 〜 22:00
今日から文章を書き始めるために抜群の効果を発揮する、文章の型をレクチャーします。
文章を書くことは、簡単なように見えて、知識ゼロで実際にやってみると簡単ではないことに気が付きます。
そこで必要となるのが、「労力をなるべくかけずに書き出し、情報を整理しながら書き進められる方法」です。
この初回では、プロの文章家たちが受け継いで来た、誰でも必ず文章を完成させられる「作文の型」を紹介します。
その上で、森鴎外・芥川龍之介・夏目漱石が採用していた小説の書き方をもとに、どんな文章を書く場合にも使える万能の手順を解説します。
鴎外「二人の友」・芥川「歯車」・漱石「三四郎」を文章技術の観点から詳しく読み解いてみましょう。
また、今回の内容をすぐに実践し、その効果を実感していただけるように、自由課題として簡単な練習問題をご用意しています。課題を提出した方には講師からのコメントが送られます。
第2回:9月10日(水) 21:00 〜 22:00
文章の型が身についたら、文章の具体的な中身を決める技術をお教えします。
そもそも、読む価値がある文章には、何が書かれているのでしょうか?
どのような情報が、どのようなアプローチで書かれているのでしょうか?
ひとつのテーマに対して、様々な「中身の書き方」が考えられます。
事実を積み重ねる文章にするか。
個人的な体験から新たな見方を提示する文章か。
今回は、史実の解説・旅のエッセイ・ルポルタージュなど、個性のさまざまな文章を読みながら、内容と書き方の関係を学びます。
「文章の中身」の実作例から、作文技術を体得してみましょう。
第3回:9月17日(水) 21:00 〜 22:00
さらに実践的な技術を習得できるのが、この第3回です。
文章のプロは、どのように話題を進め、考えを展開してゆくのでしょうか……?
読者を飽きさせない、読む価値がある文章の作り方を学ぶ方法は、実はたったひとつ。
達人の言い回しを体得することです。
今回は豊富な文章例から、なるべくたくさんの「言い回しのワザ」を見てみます。
さらに、学校で習うような作文の基本技も、あらためて確認することで、文章のグレードを一段とアップさせる技術になります。
改行が持っている便利な機能とは?
見出しを作ることにはなぜ大きな効果があるのか……?
第4回:9月24日(水) 21:00 〜 22:00
最終回では、プロの書き手が語った貴重なナマの声から、作文の知恵をお伝えします。
「なぜか書けない」状態になるのを防ぐにはどうすればいいか。
スランプを未然に防ぐ方法は。
書けば書くほど言いたいことから離れてしまう気がするのはなぜか。
熟練のプロとアマチュアの違いはどこにあるのか。
身近な人にアドバイスを求めるのは正しいのか。
そして最後には質疑応答の時間をいつもより長めに取りますので、疑問や感想をぜひここで語り尽くしてください。
各回は講座1コマ=1時間となります。
講座のレジュメはオリジナルな内容で、各回終了後にメールでPDF形式にてお渡しします。
【定員】
10名(受講生がお一人の場合でも開講いたします)
【受講料】
¥13,200(税込)
お支払い方法:
決済方法は、クレジットカード決済・銀行振込の2種類からお選びいただけます。
申込フォームにてご希望の決済方法をお選びください。
【参加方法】
下記の申込フォームを記入のうえ、送信してください。
送信後48時間以内に料金のお振込用メールをお送りいたします。
お振込が確認出来次第、メールにてZoomリンクをお送りしますので、当日の開催時間になったらご入室ください。
今回の講座は、カメラオンでもオフでも参加可能です。
講師から許可がない限り、マイクはミュートにしていただくようお願いします。
【講師】
1993年生まれ。作家。
早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム論系卒業。
さまざまな媒体に小説・詩・批評・エッセイを発表する傍ら、2018年にウェブサイト『彗星読書倶楽部』を開設、オンライン・オフライン問わず読書会を開催。
2021年、YouTubeチャンネル『彗星読書倶楽部』を開設、国内外の文学作品を原典や最新研究に準拠しながらも創造的に読解する解説動画を配信している。
2022年、読書好きが集まるコミュニティ『彗星読書倶楽部クラブメンバーシップ』を開始。
2023年6月、作品集『深い瞳を鋭くして』を刊行。
同年8月、日本には少ないクリエイティブライティングの講座『小説の教室』を開講。
同年11月、新サービス『彗星ブッククラブ』を開始。話題の新刊の著者インタビュー映像や解説動画を独占配信している。
2024年12月、作品集『大禍時 幻の巻』を刊行。
【受講生の声】
過去に受講された方に、『作文の教室』の感想をお聞きしました。
文章を書き始めるまでに時間がかかり過ぎることに学生時代から悩んでいました。自分の書いた説明的な文章は、他人にとって分かり易いのか自信がありませんでした。しかしこの講座では、文章の書き始め方、応用できるスタイルやテクニックを様々な具体例を通して学ぶことが出来ます。
例文に使用されている作家や文筆家のエッセイを読むだけでも、とても勉強になると思います。さらに宿題に取り組むことによって、実際に森先生に添削してもらえます。文章を否定されることは無いので安心して取り組めますし、自信にもつながりました。社会人になってからは、先生に添削してもらう機会はなかなか無く、ましてや否定されない精神的に安全な環境でアドバイスを貰えることは貴重ではないでしょうか。
私は大学3年生です。いつも彗星読書倶楽部のYouTubeチャンネルで講師の森さんの動画を見ては、本の世界を学んでいます。
これまで大学のレポートや、趣味で仲間と活動している創作サークルで文章を書く機会をたくさん経験していたのですが、スムーズに文章を思いついたことが一度もありませんでした(今思うと様々なことを文章に詰め込もうとしていたのでしょう)。
森さんの文章講座が動画で告知されたので、スキルアップのために受講したところ、第1回だけで、予想していた以上の内容でした!全4回の中でもこの初回の衝撃が大きく、翌日に授業のレポートをすんなり完成させることができて驚きました。
「そう理解すればいいのか」という執筆メソッドを、豊富な例と一緒に解説してくださり、何より森さんの説明が明晰で、はじめて聞く理論がすぐに自分の血肉となりました。今後いつでも使える作文技術がたった4時間で身についたなんて、本当にびっくりです。
文章をもっと思いつけるようになりたい、情報をもっと相手へ正確に伝えたい、と考えている全ての人にお勧めする作文講座です。
いつもYouTube動画を見ています。
本を読むことだけでなく文章を書くことにも興味があったため、信頼できる森先生の講座を受けました。
これまで考えたこともない発想方法で驚きましたが、初回の自由課題を書くときに、その効果を実感できました。
また、課題へのフィードバックが想像以上のボリュームでありがたかったです。
本の読み方講座(『読書の教室』)も続けて受講し、言葉への理解が大きく深まりました。
【Q&A】
【Q&A】
・どんな人が対象ですか?
文章を書く必要に迫られている人、文章を書きたいと思っている人が対象です。
書こうとしている文章の分野は問いませんが、小説などの文芸作品も含め、説明的な文章を想定しています。
受講に際し、事前知識は一切必要ありません。情報を効果的に読み手に伝えるための作文技術をレクチャーする内容です。
・作文の経験が全くありません。それでも受講できますか?
問題ございません。初めて作文を経験する方のための講座です。
・第1回の練習問題は必ず提出しなければいけませんか?
練習問題を行うかどうかは受講生にお任せします。出来上がった文章を講師にメールで提出していただいた場合には、文章の特徴や工夫について講師が注目した点をコメントしご返信します。
・2023年に開催された「小説の教室」とはどう違いますか?
今回の講座内容の半分ほどが「小説の教室」と同じものです。
また、「小説の教室」が表現技術を重視していたのに対し、今回の講座は伝達技術、思考技術を重視しています。
【その他・お問い合わせ】
お問い合わせは
info@suisei-trade.com
(合同会社彗星通商 販売部 加藤)
までご連絡ください。